社長コラム 導火線
       

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ通信」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • 船橋漁協の船団社長が話す東京湾についての話に感服
  • 東京湾を豊かにするためにできることを自問
  • 船橋で長く事業をしていても、さらなる発見が

[2018年4月5日]

 先日、船橋漁港のとある船団の社長のお宅にお邪魔し、飲みながらゆっくりお話しする機会をいただきました。その方は東京湾について一家言あり、東京湾の現状、課題と可能性を、環境問題、食糧問題、国際関係ほか幅広い視点で語られます。そのお話がおもしろく、また頂戴したワインが美味しいこともあり、ついつい時間を忘れて長居をしてしまいました。

以前から面識もあり、ご挨拶も何度かさせていただいた関係だったにもかかわらず、こんなにも博識で、東京湾について深く研究され、考察されている方だとは思っておらず、非常に感服いたしました。漁業が問題意識のスタートではありながらも、歴史、経済、行政、海外の事例と高い視座と広い見地で研究されており、いかにも船団の棟梁らしい見た目と豪快な性格と裏腹に、とても緻密に長い時間をかけて勉強されているのがひしひしと伝わってきます。

氏の提言、構想を実現するのはかなりハードルが高いのが現状です。貴重な資源が失われつつある東京湾を豊かに再生するには、船橋港周辺だけでも千葉県だけでもなく、湾全体での再生計画が不可欠です。東京湾は3つの都道府県にまたがっており、一つの県の意志だけではどうにもなりません。そもそも、一つの県の意見を導くだけでも相当に大変ですが。さらに東京湾に注ぐ川の周辺環境も考えると、相当な政治力が必要になってしまいます。お話をうかがって今自分に何ができるのか自問してみても、何をどこから始めたら良いのかも現時点では分かりません。自分の力不足を感じます。

船橋で長く事業をやってきたつもりでしたが、身近にこんなにも博識な方がいらっしゃるとは、まだまだ知らないことだらけだなと改めて気づかされました。東京湾の現状に対する危機感と、豊かな湾として生きていく可能性と、身近にこんな方がいらっしゃるという発見と興奮と、いろいろな思いが一気にきた面白い夜でした。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴