社長コラム 導火線

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ総研」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • You Tuberの不適切な振る舞いが話題に
  • 発信者にモラルを求めることが難しい時代
  • 受け取る側の情報リテラシーを高める

[2018年2月5日]

 動画共有サービス最大手のYou Tube(ユーチューブ)で、個人(ないしは少人数のチーム)で自作の動画を配信し、それによって広告収益を得ている人達はYou Tuber(ユーチューバー)と呼ばれています。人気者だと何億円もの収入を得ている人もいるそうです。テレビの力を借りず、自分が作った動画を多くの人に見てもらって、稼ぐ。時代の変化を感じます。

 昨今、そのユーチューバーの不適切な振る舞いが話題になることが増えてきました。ファミリーレストランで食べものを粗末にしたとか、あるいは外国のユーチューバーが日本に来て、亡くなられた方や日本の文化を侮蔑するような振る舞いをしているとか、いろいろな指摘がされています。ユーチューバーが、少しでも多くの人に見てもらうべく、より面白く、より話題性のある動画作りに走っている結果でしょう。そして残念なのが、不適切であろうがなかろうが、面白ければ視聴したくなる人が多いもので、クレームを恐れてモラルを守り無難に番組を作るテレビから人が離れ、より刺激的で面白いYou Tubeコンテンツに人が惹きつけられていっているのが昨今の流れではないでしょうか。

 ここでモラルを守るルールを設け、ユーチューバーに課してもイタチごっこになるだけです。これは、以前本稿で寄稿した、従来の新聞とインターネットニュースメディアの構図と同じです。今後ますますあらゆる情報が流通する中、インターネット上の発信者側にモラルを守らせるのが難しく、法律等で制限するのもあり得ないでしょう。情報の真偽、モラル、保護すべき弱者、排除すべき行為などを、情報の受け手側である個人がしっかりと持たなきゃいけない時代になったと考えています。特に子どもには早い段階からこのような情報リテラシー教育の必要性があるなと強く感じます。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴