社長コラム 導火線
       

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ通信」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • 平均寿命が延び、人生設計の変化が事業者にも影響
  • 顧客・雇用ともに、幅広い年齢層がターゲットに
  • 意識する以上の速度で世の中が変化することを認識

[2017年2月5日]

『LIFE SHIFT』(ライフ・シフト)と言う本が話題です。平均寿命が延び、年金等の社会保障や仕事環境が変わる中で人生設計をどう考えるべきか?ということがテーマの本です。同書は一個人としての人生設計がどう変わるのか、がメインテーマですが、この変化は我々事業者からの視点においても大きな変化を伴います。

まず顧客層。平均年齢が伸びれば顧客の年齢層も広がっていくことになります。特定の年齢層に特化したサービスで展開をし続ける選択肢もアリですが、人口が大きく増えない限りはそれぞれの年齢層における人口は減っていき、商売としては厳しくなります。多くの場合は、顧客ターゲットの年齢層を広げていくことになると思います。

また、従業員の雇用面。学生のアルバイト、主婦層のパートなど、特定の年齢や職業を前提とした雇用で事業を運営しているケースが多いと思いますが、この前提も再考の必要があります。そもそも学生のアルバイトを雇用すること自体が非常に難易度が高くなっており、これからますます拍車がかかると思ったほうがよいでしょう。一方で、今まであまり想定していなかった高齢者の方が、仕事を探し働く時代になっていくことになります。我々事業者は人手不足の中、どのように高齢者の方々に来ていただいて、どのように活躍いただけるのか、考えていくべき時代になっていくわけです。もう、数年後にはこの「高齢者」という言葉の定義自体が変わりそうな雰囲気もあります。

自分も親世代のように働き、親世代のような老後を送っていくものだと考え、それを前提として物事を考えてしまうため、どうしても今までのやり方に固執してしまいがちです。でも私たちの親たちも、その親世代とは違う時代を生きています。世の中は我々の意識以上に速いスピードで変化していくことを、改めて認識したいと思います。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴