社長コラム 導火線
       

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ通信」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • 戦略もポイントもまったく異なるべき両者
  • とかく「グローバル経済圏」に目がいきがち
  • 惑わされることなく「密度の経済性」を追求

[2015年12月5日]

今、「ローカル経済圏」という言葉が流行っております(私の周りだけかもしれませんが)。いろいろな論点、議論があり、それらすべてを話し出すととても本稿では収まらないのですが、一つ興味深いテーマが「グローバル経済圏とローカル経済圏では戦い方が違う」です。つまり、世界規模で展開するビジネスと、地域に密着したビジネスの間に優劣はなく、大事にすべきポイントが異なるので、考え方も戦い方も変わってくる」という話です。まったく当たり前の話です。

銀行でいえばメガバンクと信用金庫、メーカーでいえばトヨタ自動車と町工場、飲食店でいえば、全国チェーンとこだわりの料理店、Webでいえば、Googleと「まいぷれ」(私の心の中ではライバルです)、一見、競合関係にありそうで、内実は全く違います。取るべき戦略から商売のポイントまで、まったく別ものです。

そう頭ではわかっていても、グローバル経済圏の動向は華やかで、メディアでもたくさん取り上げられます。ニュース等でグローバル経済圏での成功事例を聞かされ続けるうちに、我々ローカル経済圏の人間も同じ方法で戦わなければと焦ったり、マネしてみたくなったりしてしまいます。

弊社にもセミナーのご案内やコンサルティング各社からのDMが届きますが、多くが「グローバル経済圏の成功事例から学ぶ」ことを目的にしています。目指している方向が違うのに、参考になるわけありませんよね。例えば成長を何で計るか?という点において、グローバル経済圏が「規模の経済性」を追求するのに対し、ローカル経済圏で戦う我々は「密度の経済性」を追求すべきです。

わざわざ国が地方創生と打ち出すまでもなく、ローカル経済圏は非常に重要で、かつ可能性のある分野です。その主人公である我々は、何が重要で何に価値があるのか、そしてどう利益を出していくのかをグローバル経済圏の人達に惑わされずに、確立していくべきだと改めて思っています。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴