社長コラム 導火線

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ総研」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • 村上氏が著書にて、NPO団体への支援も投資と語る
  • 寄附・協賛の使用や結果につて報告がない団体も
  • 寄付者・協賛社と活動団体のつながりにも貢献を

[2017年8月5日]

 10年ほど前に世間を騒がせた、あの村上ファンドの村上世彰さんが『生涯投資家』を上梓されました。非常に面白く、気づきや学びがありました。この著書のNPO団体の項にて、「私は、非営利団体への支援も投資だと考えている。リターンとして受け取るものが、金銭なのか、最終受益者の笑顔や『ありがとう』の言葉なのか、または社会環境の改善なのか、という形が異なるだけだ」とし、だから「寄付者とのコミュニケーション、寄付者への情報開示」が不可欠で、「こうしたコミュニケーション、継続的な活動資金の確保に欠かせないし、自らの寄付で何かを変えることができた、だれかの役に立てたと実感できることが寄付者へのかけがえのない『リターン』になる。『寄付してよかった』と思ってもらうことが、次の寄付につながるのだ」と述べています。

 全く同感です。このような稀代の投資家が語るだけあって、説得力が違います。仕事柄地域活動団体と関わる機会はかなり多く、相談に乗ることも、自らファンドレイザー的にお手伝いをすることも、寄付や協賛をすることもあり、様々な関わり方で様々な地域活動を見てきました。沢山の団体がいますが、寄付者や協賛社とのコミュニケーションを軽視している団体が非常に多いように思います。寄付や協賛が何に使われどうなったのか事後報告が全くなく、それでいてまた寄付や協賛の依頼にきて、まるで地域を応援し資金を拠出するのが当然というスタンスでいるような団体もあります。得てしてそのような団体はまともに活動を継続できていません。

 村上さんのように「リターン」と言うと誤解を招きそうですが、地域活動を応援している人は、その成果と喜びを分かち合いたい気持ちでいることには異論ないかと思います。

 様々な地域活動が根付き、よりよい地域が継続的に作られていくために、まいぷれは寄付者・協賛社と活動団体のコミュニケーションにも貢献していきたいと考えております。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴