社長コラム 導火線

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ総研」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • お酒を仕入れ値や飲み放題で提供する飲食店が散見
  • ネットで比較のできない魅力で利益を上げる
  • 時代に即した戦略・戦術を提案し続けたい

[2016年9月5日]

 飲食店主にとって、いい酒を安く仕入れて、少しでも高く、沢山飲んでもらい利益を出すのは当然です。ところが最近、お酒に利益を全くのせないお店を散見するようになりました。ほぼ仕入れ値で提供したり、銘酒も含む日本酒を飲み放題にしたり、これは今までの飲食店のビジネスモデルからすると考えられません。何が狙いなのでしょうか?

 グルメサイトやSNSの普及により、どこのお店で何のお酒がいくらで飲めるのかすぐ分かるようになりました。お店の価値はお酒の値段だけではないにもかかわらず、それだけで安易に評価が語られがちです。へたすればネットショッピングでの価格と比較されたりもします。とあるバーへの口コミで、「ネットで買えば安く買えるお酒が高すぎる!」といったコメントを見たときには、ゲンナリしました。そんな中、前述のお店はもうお酒に利益をのせるのはやめたわけです。お酒に関して不当に比較をされることなく、むしろ良心的な価格だと口コミになり、自慢の料理を楽しんでいただくことで収益をしっかりと上げる。料理は他店と単純な比較はできませんから、自信を持って値付けができます。

 単純に比較されやすいモノの価格では勝負せず、比較できない魅力(料理、雰囲気、その他サービス)できっちりと利益を上げる。これからますますそんな時代になっていくように思います。情報の流れ方が大きく変わってきた昨今、飲食店に限らず、あらゆる商売で、時代に即した戦略・戦術が求められてきています。「まいぷれ」は、こんな時代の変化、考え方の変化を地域の皆様にアドバイスしていける存在であり続けたいと思います。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴