社長コラム 導火線
       

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ通信」に掲載しています。

今回の内容をざっくり言うと…

  • 一顧客がネットに流した店の一面的な悪評が話題に
  • 本来は多様な商売の考え方が地域の魅力であるべき
  • 特定の価値観に偏らず多様性を魅力として伝える役割

[2015年8月5日]

 ある飲食店に初来店したお客様が、ぶっきらぼうな店主の対応とわかりにくい店内ルールに怒ってインターネット上で悪評を書いて話題となる、という一件がありました。
そこは私の行きつけで、昔から通っている私としては、雑な対応も汚い店内(失礼!)も「そういう店だ」という認識でいるので全く違和感がないのですが、
そのお客様には衝撃だったのでしょう。だからといって、なぜそのお店はインターネット上で叩かれなければならないのでしょうか?「お客様は神様」だからでしょうか?

 そのお店は元々万人に受けるような商売を目指していません(たぶん)。店主が提供したい料理を、それが好きな方に楽しんでいただく。
その価値に興味がない方にも喜んでもらいたいとは思っていません。客が店を自由に選ぶように、店がどのような商売をするのかは(合法であれば)自由であり、
お客を選ぶ権利もあるわけです。しかしあたかもお金を払っているものが偉いかのごとく、期待した対応をされないと非難をし、そしてそれがインターネットで誇張されて伝播し、
店が袋だたきに遭う。こんなことが最近よく起こっております。インターネットの負の側面かもしれません。

 地域は、いろいろな考えを持つ事業主が、いろいろな商売を行ってこそ活性化すると思います。その多様性が魅力であり、可能性だと思うのです。
本来インターネットはこの多様性に寛容でさらに広げるものだと思いますが、一方で一部の人間の偏った視点から極端な批判が広がり、
その他多数が染まりやすい危険性を孕んでいると、昨今強く思います。飲食店に対する口コミに限らず、行政、学校、市民活動団体、地域イベント等々、
一面的な批判のみがインターネット上で先行し、全否定されるような流れが少なくありません。

 インターネット技術を利用し地域活性化を目的とする「まいぷれ」は、特定の価値観に偏ることなく、多様性を魅力として伝える役割をになっていきたいと思います。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴