社長コラム 導火線

※本コラムは、ご支援いただいている「まいぷれ」掲載店様やお取引先様に、毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌「まいぷれ総研」に掲載しています。

[2013年11月5日]

地縁という言葉を調べると、「住む土地にもとづく縁故関係のことである。つまり現在住んでいる土地や過去に住んでいた土地などによる縁(人間関係)のこと」と書かれています。

ここ最近、改めて地縁の価値を感じることがよくあります。
その昔、私は地元、船橋の高校で水球をやっていました。僕らの代は結構強かったのですが(自慢です)、先日、20年以上たって、その頃に違う高校で対戦相手として戦っていた2歳年下の後輩と出会いました。

彼は船橋で生まれ育ち、その後一時期離れていたようなのですが、独立し、カメラマンとして船橋で活躍しているそうで、これまた地元の方の紹介で仕事で再会したわけです。正直、最初はあまり記憶になかったのですが、撮影中に彼から当時の対戦時の様子を聞いているうちに記憶がよみがえってきました。
そんな地縁に加えて、彼が今男手一つでお子さんを育てながら誠実にプロのカメラマンとして生きてる姿に感心すると共に、高校時代の同時期を共有し、そして同じく船橋で働く自分にとって大変励みになりました。

インターネットで人の交流が広がっています。どこに住んでいても、いろいろな人とコンタクトを取ることが可能になりました。その分、物理的に同じ場所に住んだり、同じ時代を同じ場所で経験した共通体験は、デジタルでは代えがたいものがあります。さらに時を経て、同じ地域でお互いに仕事をし、生活をしています。

同じ場所で同じ時間を共有しただけで、時を経ても存在し続ける人間関係。地縁とはなんとも温かい信頼関係だと思います。
地縁が存在するためには、多様な仕事、様々な生活スタイルを地域が包容できなければなりません。仕事がなければ、あるいは仕事(商売)を自ら生み出せるような地域でなければ、生まれた土地で生活を続けることができません。地域の多様性が地縁の存在にとっても非常に重要になってくるのです。

その地域内での多様な生活、多様な仕事、多様な商売、多様な価値を育んでいくのも、私共「地域情報の問屋」の使命だと考えております。

(株)フューチャーリンクネットワーク
代表取締役 石井 丈晴